全世界の75%のタミフルを消費している日本。2位のアメリカが約20%なので、その割合の違いが分かると思います。日本はなぜこんなにもタミフルが流通しているのでしょうか?そんな疑問を当サイトで解決していきたいと思います。

タミフル消費大国日本

地域に広まりやすいインフルエンザとタミフルでの治療

インフルエンザは呼吸器感染症の一つであり、飛沫感染によって周囲に感染が広まっていくことが知られています。くしゃみや咳によって周囲に飛沫が飛ぶと、それに触れた人が感染するリスクを負うことになります。そのため、インフルエンザに感染した患者と日常的に接している人は高い確率で感染してしまうことになるという特徴があります。そのため、患者が現れると、その人が所属する職場や学校などを通して、その地域全体に瞬く間に広まってしまうことが多くなっています。しかし、地域全体に広まりやすいという強力な感染力から誤解を受けやすいのが、飛沫感染のあり方です。あくまで飛沫の中にウイルスが含まれているのであって、通常の呼吸の際にはほとんどインフルエンザウイルスは放出されていません。そのため、地域の中で呼吸をしているだけで世の中にウイルスを広めているという懸念をする必要はなく、患者を隔離するほどの必要性はないとされているのです。インフルエンザの治療にはタミフルが用いられますが、飛沫感染を起こして発症してから48時間以内に飲み始めることが治療の成功に重要とされています。タミフルには予防効果があることも知られており、医療従事者はその治療を行いながら感染してしまうことを防ぐために服用することもよくあります。しかし、一般の人がタミフルを予防のために用いるのは保険適用ではなく、全額自己負担になってしまうということは覚えておかなければならないでしょう。予防医療が原則として保険適用されないことに加え、地域のためにインフルエンザ予防としてタミフルを飲むということを誰もが考えてしまうとタミフルが不足してしまうというのもその一因となっています。